乾燥する季節にリレンザや空気洗浄でインフル予防

空気が乾燥する冬の季節はウイルスが長生きできる環境にあり、日本ではインフルエンザが流行しやすい季節です。インフルエンザの感染経路は複数あり、発病している人が咳をして飛んだ飛沫を吸い込んでしまう飛沫感染や、発病している人が触れた物や、咳の飛沫が付着した物に触っての接触感染が大半を占めます。ほかには、空気中に漂っているウイルスが体内へ感染する空気感染で発症するする可能性も考えられます。

空気洗浄を行う空気清浄機は空気中のウイルスを除去する効果があるため、インフルエンザウイルスの感染経路のうち空気感染を防ぐのに役立ちます。しかしウイルスが空気感染でうつる事はあまりないので、うがいや手洗いといった基本的な予防を忘れない事が大切です。また、空気洗浄以外に加湿も感染予防に効果があります。適度な湿度が存在する空間では、ウイルスはすぐ下に落ちてしまうため浮遊する期間が短くなり、空気が乾燥すると長く空中を漂うからです。現在では、部屋が乾燥するのを防ぎ、同時に空気洗浄を行える加湿器付の空気清浄機も存在します。

他にも一般的な予防方法に、インフルエンザが流行する前にワクチン接種する方法があります。予防薬は注射で薬剤を注入する方法しかありませんでしたが、現在では吸引するタイプの予防薬リレンザも登場しています。リレンザは粉末状の薬剤で、専用の吸引機を使って喉や気管に薬効を行き渡らせます。予防にも用いられますが、治療薬としても高い効果がある薬です。リレンザは特定の酵素の働きを阻害し、ウイルスが感染細胞から遊離することを防ぎ、他の細胞への感染と増殖を抑えます。ウイルスが増殖する前に使用しなければ効果が十分に発揮できないため、発症後48時間以内に用いる事を推奨されています。